秋月先生がオレオサイエンスに高温高圧水の利用に関する総説を寄稿しました。
有機反応や無機反応について簡潔にまとめてありますので、当該分野に興味がある方はぜひご覧ください。
https://doi.org/10.5650/oleoscience.26.55
抄録
亜臨界水・超臨界水は,水の反応溶媒としての可能性を,高温・高圧の利用によって大幅に拡張した溶媒である。高速な反応,特殊な溶媒特性,温度・圧力に応じた溶媒特性の調節可能性といった特徴を利用することで,グリーンケミストリーに関わる多彩な反応・反応プロセスを実現出来る。本稿は,亜臨界・超臨界水中ではどのような化学反応が起きるのか,それらが溶媒特性とどのように関わっているのかを述べる。また,有機合成,バイオマスの化学変換,プラスチックの分解といった有機反応や金属酸化物微粒子の合成への応用を紹介する。さらに,溶媒特性の変化を利用した反応プロセスについて述べる。