学術論文誌に２本の論文が掲載されました。

以下の論文が掲載されました。

著者：Makoto Akizuki, Yuka Takahashi, Yiqi Wang, Yoshito Oshima
タイトル：Investigation of the Basicity of ZrO₂ and Mg(OH)₂ Catalysts During the 2,5-Hexanedione Cyclization in Hot Compressed Water via Acid Poisoning
掲載誌：Industrial & Engineering Chemistry Research, (2024)
DOI：https://doi.org/10.1021/acs.iecr.4c01203
概要：高温高圧水中の固体触媒反応に関連する研究論文です。この論文では、固体塩基触媒が高温高圧水中で示す塩基量と塩基強度を定量的に評価し、気相中や常温の水中との比較を通じて、触媒が示す塩基性に高温高圧水場がどのように影響するかを明らかにしました。

著者：Yiqi Wang, Yoshito Oshima, Makoto Akizuki
タイトル：Investigation for flavanone synthesis in subcritical water with La-ZrO₂, Mg-ZrO₂, and Ca-ZrO₂ as solid base catalysts
掲載誌：The Journal of Supercritical Fluids, 211 (2024) 106295
DOI：https://doi.org/10.1016/j.supflu.2024.106295
概要：亜臨界水中の固体触媒反応に関する研究論文です。この論文では、アルカリ土類金属と複合化した酸化ジルコニウム触媒を利用したフラバノンの有機合成に取り組みました。各触媒の活性や選択性の違いや高温高圧水場での反応の特徴を明らかにしました。